新卒入社から結婚・出産で一時離職後パートで復職。再び正社員から店長へ!坂本さんがビジョナリーホールディングスで⻑く働く理由

坂本 知枝

坂本 知枝

1999年に新卒でビジョナリーホールディングスに⼊社した坂本知枝さんは、結婚・出産のため一度退職を経験。
パートで復職し、その後契約社員、2020年からは再び正社員になった。
ライフステージの変化に合わせて柔軟に働き⽅や雇⽤形態を変えることができるのもビジョナリーホールディングスならでは。

やりたい仕事と育児の両立に悩みながらも、復職を果たし活躍する彼女に、自分らしい働き方について聞いた。

人事制度を活用して、自分らしい働き方に挑戦

坂本 知枝

坂本:私は⾼校卒業後、1999年に新卒採⽤でビジョナリーホールディングスに⼊社し、現在は熊本で店⻑をしています。⼤学⽣と⾼校⽣の⼦供がいると知った⽅からは「⼦育てしながら勤続20年以上はすごい」と驚かれますが、実は⼀度退社しているんです。
なのになぜ今もビジョナリーホールディングスで働き続けることができているかというと、それはライフステージに合わせて都度雇⽤形態を変えることができたから。

新卒で⼊社した時の雇⽤形態は正社員でしたが、⼊社3年⽬に結婚と出産のために退社しました。当時はまだ制度が確⽴しておらず、時短勤務制度もなく辞めるしかないと考えていました。しかし⼈間関係が良かったこともあって、退職後もお店に遊びに⾏っていたんですね。
⼦供が1歳を迎える頃、元上司だった⽅から「また⼀緒に働いてみない︖」と声をかけて頂きました。居⼼地が良かったこともあり、パートとして復職することにしたのです。

⼦供の成⻑に合わせ、フルタイム勤務の契約社員、2⼈⽬⼦供の産休・育休を経て正社員へと働き⽅を変えることができました。
過去には正社員は全国転勤が必須だったのですが、2019年から会社の規定が変わり、転勤のない「地域限定社員」も選べる制度ができました。
周囲からの後押しもあって「地域限定社員」を選択。2021年からは店長に抜擢されました。現在は店長職に加え、九州ブロック全店のコンタクトコーナーのディスプレイの管理業務や、メンターチームメンバーとして全国にわたるスタッフへのサポート面談も担当しています。

正社員に復職後、店⻑に抜擢……不安を払拭した上司の⾔葉

坂本 知枝

——パートから地域限定社員になり、翌年には店⻑に……
坂本さんの働き⽅は順⾵満帆に⾒えるが、店⻑になるかどうかは迷ったのだそう。
しかし、周囲の後押しと上司の⾔葉があって再び正社員になった翌年には店⻑になることを決めた。

坂本:契約社員時代に店⻑を補佐する「サブ社員」だったこともあり、周囲は推薦してくれました。しかし店⻑となると売上などの数字も⾒なければならないし、店全体を管理する責任もあります。本当に⾃分にできるのだろうかと不安もありました。

ただ、推薦してくださった当時の上司が「店⻑の仕事ができるから店⻑になるんじゃない、店⻑になってからできるようになればいいんだ」と⾔ってくださって。その⾔葉に勇気づけられたこともあり店⻑になることを決めました。私は性格的に器⽤ではなく、⼊社以降常に周りの⽅から助けてもらっていました。再び正社員になることができ、今度は私が後輩たちに恩返ししていきたいという想いもありましたね。

周囲に助けてもらいながら、⾃分らしく働き続ける

坂本 知枝

坂本:店⻑になると⾃分の接客や売上のこと以外にも、店全体のことやスタッフとの関係性も考えなければなりません。
「⻑年働いてたのに知らなかったことがあるんだな」と最初は⼾惑いましたが、まだこの年になっても成⻑できるんだなと
嬉しくもなりました。

最初は数字の管理に対する苦⼿意識がありましたし、「店⻑なんだからちゃんとやらなきゃ、完璧にできなきゃ」と、肩に⼒が⼊りすぎたこともありました。しかしそれは⾃分が勝⼿にプレッシャーを感じていただけだということに気づいてからは、⾃分らしく出来るようになったと思います。

もちろん、今でも周りに助けられることばかりです。急に家庭の事情で休まないといけない時もありますが、同じ地区の⽅や店舗の同僚・スタッフにサポートしてもらっています。

お店には初めてのメガネを作りに来店される⽅もいれば、常連の⽅もいらっしゃいます。
ただ皆さん何らかお困りになって相談をしに来店されている方がほとんどです。ですので、⼀⼈ひとりのお客さまに合わせて接客を⼯夫することを意識しています。たとえばご年配の⽅の場合、お話するスピードをその⽅に合わせてゆっくり喋ったり、わかりやすい⾔葉選びをしたり。メガネを作るのが初めての⽅と⻑年使っている⽅ではお話しするポイントも変わってきます。
測定やフィッティングの際には特に「メガネのこの部分がこうなってたから、ここを直した結果、こうなりました」ということを明確にお伝えしていますね。
お客さまには 納得して安⼼してお帰り頂きたいと思っています。店⻑としてこうした考え⽅もスタッフに共有していき、今後も地域に愛される店舗づくりをしていきたいですね。

そして私自身もこれからも、仕事やプライベートでの悩みは尽きることなく出てくるでしょう。そのたびに、家族や会社の人たち、そして自分自身と相談しながら、人生を楽しんでいきたいと思います。